自分の祭壇を作ってみよう

自分の祭壇を作るために必要な10のアイテム

お家に祭壇を作る事は、尊く清らかなあなた自身の霊性に日常的につながることができる方法のひとつです。どうやって始めてみればいいのか、そのヒントをいくつか紹介します。

それが祭壇であれ、ただの時間や場所もしくはモノなど、どんな事であれ私たち人間には何か尊くて敬われるべきものへの渇望があります。

祭壇ってなに?

「それは祭壇に配置されることで変容する」 (That which is placed on the altar is altered)  〜Marianne Williamson

祭壇とは一般的に儀式に使用される神聖な空間、あるいは場所の事です。祭壇は何千年もの間、宗教的な儀式や神聖な場所の中で使用されてきました。伝統的に、御供や儀式の場所である祭壇は通常、神に捧げ物をすることに関係しています。またそれぞれの宗教的伝統には独自仕様の祭壇があります。例えばカトリックの伝統では、祭壇は教会の正面にあり、パンとワインが置かれています。祭壇はあなたがあなたの霊性とつながる方法を表しています。また祭壇はお寺や家庭、ヨガスタジオなどその他多くの場所で見つけることができます。

そしてあなたの内面の調和が祭壇となって世界に表現されます。それはあなただけのものであり、そして理想が表現された場所があることで、自分自身を称えることが出来ます。時間が経つにつれて、祭壇の空間に入るだけであなたのエネルギーと気分に影響を与えるようになります。

どんな所に作ればいい?

祭壇は通常、平らな面または一段高い所に作られます。小さなテーブルや台の上、棚や卓上に置くこともできます。小さな祭壇を作るか大きな祭壇を作るかにかかわらず、あなたの特別なスペースをその目的のためだけに作って下さい。祭壇の周りに境界線を張るようなイメージで、その空間は散らからないようにいつも整頓しきれいな状態を保つようにして下さい。

祭壇に置くものは?

これらのようなアイテムを祭壇に加えてみてはどうでしょうか。

1.神聖なアイテム

あなたにとって神聖なもの見つけ出しましょう。それは子どもがあなたのために作ったブレスレット、またはおじいちゃんから受け継がれたハンカチかもしれません。そのアイテムがあなたにとって大切であり、祝福、平和、愛、またはインスピレーションをもたらすなら、それがあなたにとって神聖なアイテムです。

2.五つの要素

古くから、あなたの内側と自然との調和の方法として5つの要素 を祭壇に置くことが良いとされています。たとえば、花瓶の中の生花は土と水の要素を表し、キャンドルは火、空気、空間の要素を表します。

3.五感を表すもの

あなたの五感それぞれにたっぷりと”栄養”を与えてください。

祭壇を美しくするだけで目の保養になり (視覚) 、小さな鐘や楽器が作り出す音のエネルギーは耳に伝わっていきます (聴覚) 。香りのよいキャンドルやお香に火をつけるか、エッセンシャルオイルを使用してください (嗅覚) 。あなたの味覚のために、ヒンズー教の伝統では、お菓子や果物の形で神にプラサド(お供え物)を提供します。そして最後に、あなたの触覚のためにクッションや、またお祈りや サーダナ (精神的な練習) 専用のショールやブランケットを取り入れてみてはどうでしょうか。

4.ムルティ

ムルティ (インドの神々の彫像) を置いて、あなたが高めていきたい所を具現化します。これらの彫像は、それらがあなたにとって意味があるものであればどんな宗教や文化に由来していても構いません。

一般的には象の頭の ガネーシャ  (障害物の除去) 、サラスヴァティー (日本では弁財天。芸術と知識のヒンドゥー教の女神) 、そして献身と愛の神猿ハヌマーンです。タントラ哲学では、神々は人の内側におり、外側にあるものとは見なされておらず、人間が持つ性質を表しています。たとえば、観音菩薩は仏教の慈悲の女神であり、自分の心の中で共感と愛を表すのに役立ちます。あなたにとってピンとくるものがあればそれが何であっても意味があります。

5.ジャパマーラー(数珠)

ジャパマーラーまたはロザリオビーズを祭壇に置きます。あなたのムルティにあなたの数珠をぶら下げることはムルティのエネルギーを神聖に保ちます。

6.ヤントラ

ヤントラはインドのマントラ(真言)や神々を視覚的に表現したもので、瞑想する時にも使用します。ヤントラはあなたの心を集中させ、ヒンドゥー教文化における特定の神々を表すのに役立つ幾何学的な形とシンボルのパターンです。

7.オラクルカードまたは芸術作品

オラクルカードや何か特別なカードを祭壇に飾りましょう。あなたを刺激し、励ます小さな芸術作品は空間にポジティブなエネルギーと祝福をもたらします。

8.聖典

スヴァディアーヤ (読経) または聖典を通しての自己探究はヨーガの伝統における重要な部分を占めています。どんな文章(聖書、A Course in Miracles、バガヴァッドギーター、ヨガスートラなど)でも、祭壇は特等席となります。それらを手に取りやすくしておくことで、あなたの精神的な儀式の中に取り入れやすくなります

9.日記

聖典と一緒に祭壇に日記と特別なペンを置きましょう。もし書くことがあなたの儀式のひとつであるならば、祝福されたエネルギーをその中に宿すような特別な日記をつけてください。

10.写真

あなたの師匠、教祖、子ども、または家族などの写真は、今というこの瞬間にあなたの意識を集中させ、その意識と一体になる助けとなります。彼らの写真を祭壇に追加することで彼らがあなたに与えた試練、それが今日のあなたを作ったという事を受け入れ、そしてそれを祝福する事が出来ます。

祭壇で何をしますか?

祭壇を作ることは精神を高めていくことにとってとても大切なことですが、祭壇を精神的な修行のために使わないならただ全くの飾りです。祭壇はあなたの意志によって特別な場所となり、特別な経験となります。祈り、儀式、瞑想、そしてチャントは、祭壇の上にあるアイテムたちに強力なエネルギーを与え、そのパワーは巡り巡ってあなたの中に戻り注がれます。

自分だけの祭壇を持つことの良い点は、それが暮らしの中に常に存在し、近くを歩くたびに、あなたはそのエネルギーを受け取ることができるということです。また、祭壇はあなたに1日を通して現在という瞬間に心を向けるように呼びかけてくれます。

祭壇が、あなたの描いた毎日と、人生のための誓いとにいつもつながっているのを助けてくれますように。祭壇作りを楽しんで、人生のあらゆる場面でより多くの平和、くつろぎ、そして愛を受け取りましょう。神性に近づくのに役立つものは何でも価値があるので、柔軟に試してみて創造的に作ってみてください。あなたの内なる神聖さをあなたの祭壇に反映させましょう!

https://chopra.com/articles/sacred-space-how-to-make-an-altar-in-your-home

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